地下足袋とタイヤ


こんにちは、ナベです!
今日は山仕事で使う履物の話をしようと思います。
海外では山の仕事の履物は登山靴のようなブーツですが、日本では、少なくとも東京の山仕事ではブーツのような靴は履きません。東京の山はとにかく急斜面が多く(ひどいところだと傾斜50度とか。崖ですねwちなみに一般的なエスカレーターの傾斜が30度程度らしいです。)踏ん張りがきかないと歩くのすら大変なんです。なのでブーツのようなものだと足の指に力入れても靴底に力が伝わりにくいので非常に歩きにくいんです。そこで日本の伝統的履物、地下足袋の登場です!しかも山林用にスパイクがついているスパイク地下足袋です。つま先が二股に分かれているので指の力が伝わりやすく踏ん張りがよく利くんですね。日本の林業はこれがないとはじまりません。
そしてこの地下足袋について調べてみると意外な事実が判明!足袋の底にゴムを張り付けた今の地下足袋を発明したのは石橋徳次郎さんという方なのですが徳次郎さんの弟さん、石橋正二郎さんはなんとブリジストンの創業者なんです!お兄さんの会社「日本足袋」の実質的経営者だった正二郎さんは地下足袋のゴム製造ノウハウをタイヤ製造に活かしたということだそうですが、地下足袋がなかったら今のブリジストンはなかったのかもしれませんね。・・・今度車のタイヤ交換するときはブリジストンを選ぼうかと思ったけど高いから多分しないでしょうw
地下足袋の話はまた次回に続きます!