枯ら!すという選択肢
写真は、現場の下を流れる秋川の支流
大沢(おおざわ)
清流・・・涼しげですよね。
しかし、実際は湿気タップリで、ヤブ蚊が多く、
エアコンの効いた部屋でパソコンの写真を見るぐらいがちょうどいいと思います。
話しを本題へ!
実は今の間伐の現場!おそらく新植して、数年間は下刈りや、間伐を行い、その後何十年も放置されたと思われる、いわゆる荒れた山。
だから下草もハンパなく多いし、放任主義で育った杉は真っ直ぐに育ってなく、自然に任せた形になってます。
杉、桧、以外に大きく成長した、雑木も存在してます。
写真、上半分は雑木、下にある杉が、雑木に抑えられて成長できない。
チェンソーのバーは約40cm樹高は約25m
この雑木を巻き枯らしと言う方法で木の皮を一周削る。
こうする事で、木は水分を葉先まであげられず、何年後かには枯れるはず!
まさにケンシロウ状態!
時にはこのサイズの雑木を現場で伐採するケースもありますが、今回は他の杉に傷を付ける可能性もあるし、現場の足場も悪い(傾斜角平均40度)ため、巻き枯らしにしました。
町場なら伐採一本で何十万円も取れるこんな大木を、1日に何本も伐採する、山仕事は、まだまだ世間に、認知されにくいディープな世界でもあるのです。
井上でした。