写真は以前の現場ですが、相変わらず風倒木が多い場所で間伐作業をしています。


別の角度から見てもこの通り…あちこちからあらゆる角度に木が倒れています。

さて、突然ですがここで問題です。


問:上の写真のような現場では、どういった作業手順を踏むのが正しいでしょうか?

➀とりあえず上(山側)から伐れそうなものを伐って伐って伐りまくる!倒木の処理は降りながら行う。

➁まずは下(谷側)に倒れている木が地面につくように処理してから、上の木を伐る。

➂こんな危険な場所では作業しない。


一歩間違えたら大事故に繋がる可能性もある現場での作業です。
もしかしたら過去のブログに正解が書いてあるかもしれませんが、まずはよく考えてみてください。

答えが出た方は↓へ





















正解は➃番「まぁまずはお茶でも飲めやぁ」でした。


木林士の先輩方はよくこの台詞を言います。

そう、大切なのは一呼吸置くことなんです。
どんなに危険な現場であっても心に余裕がなければ焦って怪我をするのは目に見えています。
まずは少し休んで、一歩引いたところでしっかりと考えて準備してから作業に取り掛かります。


その後、➀〜➂番の中から答えを選ぶとすればやはり➁番でしょうか。
倒れて浮いてしまっている木の上にさらに木を倒して乗せてしまうと、処理をする時に何本もの木が倒れてくる可能性があり危険性が増してしまいます。
なので基本的には下にある浮いた木を先に処理して地面につけてから、上の木を伐るようにします。
また、本当に場所が悪い現場では部分的に➂番を選ぶケースもあると思います。


さぁ皆さん!正解できたでしょうか。
林業を志す方には簡単すぎたかもしれませんね。

という訳で、引き続き毎日の安全を意識しながら作業に励みます!