目立て

kirinzi2010712010-11-08

私達の仕事道具(チェンソー、刈払い機、鉈、鋸など)のほとんどが刃物です。
山で仕事をするという事は傾斜地で刃物を使うという事です。
もちろん危険ですが、刃物が切れずに力が入る事はさらに危険です。
刃が切れると言う事は無駄な力を使わないので疲れも半減し、結果的に安全で効率的な仕事につながると考えてます。
もちろん大半は山の中で自分で刃物は研ぎます。
その『研ぐ』を『目立て』と言ってます。
最近、木林士は枝打作業をしてます。
今日は枝打に使う鋸の目立て紹介です。

分かりづらい写真ですいません。
2枚の板に鋸刃を固定して始めに平たいヤスリで刃の前後をすります。

1つの刃に対して前後をするので、やたらある鋸刃を全部するのは気の遠くなる作業です。
さらに刃の前後をする頻度によっては頭の部分もすります。
と偉そうに書き込んでますが鋸の目立てはお世話になっている他業者の先輩に聞いて始めたのです。
話だけで始めたので上手くは出来てないんですけど、やらない事には刃も切れなきゃ上手くもならないんで独学中です。
もちろん、まだまだで山の中では出来ません。
『目立て10年』と言う人もいる位で、追求すると難しく深いものみたいです。
気長に細かい作業をするのも嫌いじゃないんで、明日も天気が良いみたいなんで昼休みにでもコツコツやります。

水出